遭難

毎日必死に今の生活を保っても、仕舞いには何にも残らないという虚しさに拍車をかける年末年始の御目出度いムードが子供の頃から嫌いだ。 1年は365日だと勝手に思い込んでるけど、そもそも人生に日付けなどという区切りはなく、ただただ時間が止めどなく流…

人生の味覚

今年もあと2ヶ月で終わるだなんて恐ろしいこと、誰が信じられますか。 年を取ると月日が経つのが速いとよく聞かされていたけれど、いくらなんでも速すぎる。富士そばのサーブくらい速い。 そんな速すぎる時間の激流に、心は研磨されて丸みを帯びるというよ…

嗅覚

「面倒くさい」に征服されつつある今日この頃。 何をするにも「面倒くさい」が俺の行動を制限する。 俺はこの性格のせいで飽きっぽくなんでもかんでも中途半端で投げ出してしまうようになってしまった。 思えば高校に行くのが面倒くさくなったのが発端かもし…

空想と錯覚

元々存在しえない物が、あたかも存在しているように錯覚することがある。 それは、我々が"未知"という最大の恐怖に打ち勝つ為に、名前をつけて既存の物にしなければならないが故に生まれた錯覚だ。 昔の人が天災や自然現象を神格化して崇めることによって"神…

社会を分解してみれば

たまにホモの文化というか、ホモである以上皆似たような生き方になってしまって、大きく言えば"ホモの盛大な内輪ノリ"がたいそう気色悪く感じる事がある。 しかし、自分もその内輪の一員なんだな、しょうがないなってあきらめてしまっている所もあって、ホモ…